真夏のビアガーデンでの一風景として、簡易トイレにできる長い列を想像される方もいらっしゃるのではないでしょうか。お酒を飲むと、トイレのために席を立つことが増えますよね。
アルコールと水は、切っても切れない関係にあります。
第一に、摂取したアルコールの分解には、水が必要である点です。
第二には、アルコールには利尿作用がある点が挙げられます。
例えば、摂取したアルコール量と体外へ排出される水分との比率を見てみると、ビール対水では1対1、ワイン対水の場合では1対1.6といわれています。
アルコールの分解と利尿作用、この両者によって、アルコールを摂取した場合は、実際に摂取した量以上の水分が使われ、体外へ排出されるため、二日酔いの日などでは喉が渇いたような感じが強く出るのです。
では、二日酔い状態のときに水分を摂取する場合、どのようなものを飲めばよいのでしょうか。
多くの人はミネラルウォーターやスポーツドリンク、お茶、オレンジジュースなどを飲んでいるようです。
単に水分を補うためだけではなく、アルコール分解に貢献している肝臓にとっては、糖分やミネラルなどを多く含んだスポーツドリンクがよいかもしれません。
二日酔いのときは、口の中がネバネバする感じがあるので、ミネラルウォーターやお茶を飲むとさっぱり感があってよいかもしれません。
けれど、体全体にとってよいものを選ぶのであれば、スポーツドリンクがよいでしょう。
疲れているときは、酔いやすいし二日酔いにもなりやすいものです。飲みすぎたなと思ったら、十分な睡眠をとることが大切になりますが、翌日にお仕事があったりすると、なかなかそうもいかないものです。そんなときは、果物に含まれるビタミンや糖分などを多く摂取すると、二日酔いが早めによくなりますし、口の中もさっぱりしますよ。