二日酔い、辛いですよね。アルコールを摂取した翌日、目が覚めて二日酔いを実感したとき、早く何とかしたいと誰もが思いますよね。皆さん、実に様々な方法で、二日酔いを克服しているようです。

例としては、酒抜きと称して、サウナで汗と一緒にアルコールを出そうとしている人がいます。けれど、これは実は、とても恐ろしい方法なのです。場合によっては、体に悪影響を及ぼす恐れもあるのです。

アルコールを摂取すると、体内では脱水症状が起こります。これは、アルコールがもつ利尿作用と、アルコールを分解する際に体内の水分を利用する関係から、体内の水分が体外へ排出されてしまうためです。

アルコールを大量に摂取した翌日、喉が渇いていたり、お酒を飲んだ割には体重が減っているという経験はありませんか。そのような症状が起こるのは、これが理由です。

さて、人間の血液は、赤血球などの固形成分と、血漿などの液体成分があるのですが、ここでいう水分とは血漿などの液体成分のことをさしています。アルコールを大量に摂取すると、この血漿などの液体成分が減ってしまうため、赤血球などの固形成分の割合が増えてしまいます。

そのような状態でサウナに入り汗をかけば、血液の液体成分は汗として更に体外へ排出されるため、固形成分の割合が更に上昇して血液はドロドロになり、血液の流れが悪くなったり、血管の中で血液の塊を造ってしまう可能性があります。

つまり、アルコールを摂取した翌日は、サウナなどは避けたほうがよさそうです。入浴しなければならないときは、入浴前に水やスポーツドリンクを出来るだけ多くのみ、入浴もシャワーだけなど短時間で済ませるようにしましょう。

また、フルーツや野菜のジュースなどでビタミンを補うと、アルコール分解を促進してくれるので、体が楽になります。